「北海道らしい食文化」の創造を目指して

夢を力に ~設立12年6か月(150ヶ月)が経過して~

私がNPO法人ワインクラスター北海道を設立したのは2013年のこととなります。
当時の想いはいまも変わらず以下に書いた通りですが、北海道がワイン産地になることやラベル表示ルール(日本ワイン)、GI(地理的表示 北海道)の導入、北海道ワインアカデミーや北海道大学ワイン教育研究センターが機能を発揮し、地域に根差した強固なワインクラスター(産学官連携)という、当初から考えてきたことのほぼすべてがその通りになりました。数えきれないほど多くの方々のご理解、ご支援によるものと心から感謝をしております。

さて、私どもでは2か月に1度、会報をお届けしておりますが、その冒頭に掲載している代表からのメッセージをホームページでもご紹介させていただきます。

 

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みなさま、こんにちは。ワインクラスター北海道 代表理事の阿部眞久です。

前回の会報から、あっという間に2か月が過ぎました。発行が少し遅れ、ご心配をおかけしましたが、この間、本当にさまざまな出来事がありました。

8月からしばらくの間は、北大営業(金~月)に私と沼田が常駐しなければシフトが回らない状況でした。しかし、現場の雰囲気やシステムを見直す好機となり、リーダーシップの発揮や組織づくりを進める貴重な期間にもなりました。9月から10月上旬にかけては、小樽から香港、札幌、旭川、仙台、中頓別、東京と飛び回り、なんと27回もの講演・セミナーを担当しました。ほぼ連日、異なる場所・対象・テーマで資料を作成して臨むのは大変でしたが、その分、大きく鍛えられ、OBS(小樽商科大学大学院ビジネススクール)で学んでいた日々を思い出しました。

私と沼田がOBSを修了し、ワインクラスター北海道を設立してから12年半。WCH設立と同時に開講した道新文化センター小樽「みんなで楽しむワイン教室」は、9月に150か月を迎えました。節目を記念して「オーベルジュ・ド・リル・サッポロ」で開催したランチ会は、心に残るひとときとなりました。また、その1週間前に「セイコーマート北大店」2階テラスで行った会員のみなさまとのジンギスカンパーティーも、楽しい思い出です。

さらに9月には、経理担当者の復職に加え、新たに2名のスタッフを迎えることができました。OJTを通じた研修や、外部ソムリエの方々にお手伝いいただいた業務は、学びと刺激に満ちており、経験値やノウハウの共有、そしてチーム内のコミュニケーション強化にもつながったと感じています。

10月7日には「小樽市民大学」で、WCH監事でもある小樽商科大学副学長・沼澤先生の講義「身近になるAI、変わる社会」を拝聴しました。AIの可能性と活用時の留意点を非常にわかりやすく解説されており、AIを多方面で活用している私たちにとって大変参考になりました。アウトプット続きの日々の中で、久しぶりに“インプット”に没頭できた90分は、本当に貴重な時間でした。

このように、ピンチと思えることも、見方を変えれば新たな経験と飛躍のチャンスになります。これからも「どうしたらできるか」という前向きな視点と、周囲への感謝の気持ちを忘れずに歩んでまいります。(会報 Letter from WCH 2025年10月号より)

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このように近況や取組みをオープンにし、お世話になった方々を大事にしながら経営や各種の活動を行っていくのがWCHの流儀と考えています。
当ホームページでは当法人の取組み、セミナーやワイン会、会員制度、北海道のワイン産業の情報などをご紹介しております。いろいろご覧いただきまして、何かお役に立てることがあれば光栄ですし、先の会員制度を通じて賛同や支援をいただける方々が増えれば幸甚です。どうぞよろしくお願いいたします。
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2025年10月
NPO法人ワインクラスター北海道
代表理事/シニアソムリエ 阿部眞久

※阿部代表のメッセージは「会報」にて2か月ごとにWCH会員のみなさまに郵送しております
最新の情報、取組みに関心のある方はぜひご入会をご検討ください。

 

 

ワインクラスター北海道 設立にあたり、代表からのご挨拶

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1999年秋、宮城県仙台市のホテルでレストランマネージャー兼ソムリエとして勤務をしていた私は、初めて入った酒販店で北海道のワインと出会いました。そのワインが欧州系のブドウ品種を用いて手頃な価格であることに驚くととも に、フレッシュで溌剌とした香りのよさ、爽やかで軽やかな味わいの心地よさ、清涼な北海道の風景が目の前に広がってくるような印象を受けたことを今でもはっきりと思い出します。
私はそれから日本でワインの消費を定着させるためには本物の国産ワインを日本人に普及させることが不可欠であり、北海道のワインと食による啓蒙活動をソムリエとしての自分の一生の仕事としたいという志を抱いて手紙を書き、北海道のワイナリーに入社をさせていただきました。
そこから13年が経過し、国産ワイン全体に対する認識や理解の変化、意欲的なつくり手達による目覚ましい品質の向上、そしてワインコンクールの開催による客観的な評価の確立などにもよって、日本ワイン・道産ワインの知名度や評価は大きく高まっています。また、当NPOの前身であり2009年に発足した「北海道ワインツーリズム」推進協議会の事務局長を任されるなか、道内ワイナリーで構成される業界団体である「道産ワイン懇談会」との連携も構築することができました。こうした流れにもよって、道産ワインは食や観光などの北海道の魅力ある隣接産業とともに、北海道の経済活性化や食文化創造を牽引していく存在となることに大きな期待と注目が集まってくるようになり、私はいまこそ北海道のワインの定着と文化創造のときであると考えてワインクラスター北海道の構想を練り続けて、北海道知事より2013年1月30日に「NPO法人ワインクラスター北海道」の設立認証をいただくことができました。

NPO法人ワインクラスター北海道は道産ワイン懇談会のPR部会という公的な立場を持ち、道産ワインに関する広報・マーケティングを活動の中心に据えた非営利団体として、「ワイン産地 北海道」を世界に知らしめていく役割はもちろんのこと、チーズ生産者や農漁業者、小売店や飲食宿泊業の方々、行政機関や経済団体、大学や研究機関等と もネットワークを構築し、ワインをきっかけとした北海道の経済活性化、そして世界からも一目置かれる「北海道らしい食文化」の創造を目指していきたいと考えております。
ネットワークの創出や情報発信はもちろんのこと、一般の方々にも幅広くご参加いただけるセミナーやワインツーリズムの実施、道産ワインと食のマッチングを体験できるイベントも実施してきたいと考えておりますので、私たちの活動につきまして、たくさんの方々からのご理解とご協力、そしてご支援をいただくことができれば幸いです。
NPOの活動について積極的に「参加」をいただける方には毎年の総会での議決権のある「正会員」に、もう少しゆるやかな「支援や協力」をいただける方には優先的な情報等を受け取れる「会員」としてのご入会をお願い申し上げます。いずれの会員様にもささやかではありますが、私たちができるなかでの特典や交流の機会をご用意させていただきますので、ぜひともご検討をいただければ幸いです。(こちらをクリックすると「入会のご案内」ページへリンクします)

私たちはワインをきっかけとした北海道経済の活性化と地域振興、そして食文化の創造という大きな夢に向かって誠実に、積極的に行動いたします。NPO法人ワインクラスター北海道をよろしくお願い申し上げます。

2013年1月30日

NPO法人 ワインクラスター北海道 代表

シニアソムリエ 阿部眞久

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