「北海道らしい食文化」の創造を目指して

NPO法人ワインクラスター北海道(小樽市 阿部眞久代表)では、この度、イタリアよりパオラ・フィオラヴァンティ女史をお招きし、イタリアワインの地理的表示であるDOCG(統制保証付原産地呼称)制度を学び、テイスティングを体験するセミナーを実施いたします。

パオラ女史は1947年生まれ。1993年から2011年までローマにてDOCとDOCGワインの評価委員長を務め、1983年から2006年までワインとオリーブオイルの分析・証明認定機関付属農業科学研究所の最高責任者を務めました。

セミナーではDOCGについて、その生い立ちと歴史、取得の方法と評価委員会の関わり、取得のメリットとデメリット、評価委員会における官能検査のやり方を学ぶほか、ご参加者にもワインとオリーブオイルのテイスティングを通じて官能分析について体験していただきます。

エノトーリア・テルス(ワインの大地)と呼ばれるイタリアは土着品種の宝庫であり、地理的表示等の制度も発達をしております。また、食とのペアリングやワインを楽しむ習慣、スローフード運動に代表される地域に誇りを持ち、大切にする風潮など北海道にとって参考になると思います。北海道はGI(地理的表示)制度がスタートしたばかりではありますが、地理的表示に対する理解を深め、テイスティングや官能検査の方法等についても役立つセミナーになるように準備を進めているところです。

こちらは業界関係者向けセミナーとしてGI北海道の関係者やワイナリー、ソムリエの方々やNPO会員を優先にご案内を開始しておりましたが、おかげさまで満席となりました。「空席がある場合には若干の一般募集があるかも」としておりましたが、満席となりましたのでご了承くださいませ。

NPO法人ワインクラスター北海道 代表理事・シニアソムリエ 阿部眞久

 

プレスリリース「イタリアのDOCGの仕組みと成り立ち、ワインとオリーブオイルのテイスティング」セミナー

プレスリリース「イタリアのDOCGの仕組みと成り立ち、ワインとオリーブオイルのテイスティング」セミナー