「北海道ワインバイザー検定」導入の経緯
NPO法人ワインクラスター北海道では、2025年3月に「北海道ワインバイザー検定」を初めて実施いたします。これはもともと「十勝ワインバイザー検定」を池田町ブドウ・ブドウ酒研究所が実施していたものを当法人の阿部代表、沼田副代表が受験したときに十勝地方の気候条件やワインをめぐる歴史などの設問にふれたことに感銘を受け、これを参考として道内各地のブドウ品種や気候の多様性や醸造スタイルも含めて「北海道ワインバイザー検定」に拡大したいと考えてきたものです。
その構想から数年が経過し、北海道のワインに関心を持たれる方々が増えるとともに、道内各地にワイナリーの数や生産地域も拡大している現在、「北海道ワイナリー協会」の事務局を務める当法人が中立・独立の立場で北海道ワインバイザー検定を「主催」し、池田町ブドウ・ブドウ酒研究所の「協力」ならびに北海道ワイナリー協会の「公認」を得るという流れに至りました。
さらには『北海道のワイナリー つくり手たちを訪ねて』の共同著者であるインターリンクジャパンの阿部さおりさんにも運営面での「協力」の申し出をいただけることとなるなど、多くの方々の理解と協力があっての実現に感謝をしております。
一般の消費者の方々、北海道内のワイン生産者、北海道のワインを取り扱っていただいている全国のソムリエや酒販関係者、メディア関係者、20歳以上の学生など、職業を問わず、20歳以上であればどなたでも幅広く受験いただき、初級の内容(LEVEL1)からテイスティングを伴うLEVEL2、高度な知識と論述を求めるLEVEL3へと順次ステップアップできるように実施していく所存です。
合格者の方々には認定証、バッジを授与いたしますので、北海道のワインに関する知識の裏付けとしてご活用ください。本検定が北海道のワインについて一定の共通の知識を広めていく礎になれば幸いです。
本年度はLEVEL1(初級)のみ2025年3月23日(日)に実施いたしますので以下をご参照ください。
尚、参考文献やバッジのデザイン等のご案内は随時更新をしていきます。受験申込開始となる2025年1月4日までに順次情報公開をしていきますので、ぜひ受験についてご検討いただき多くの方々に受験いただければ幸いです。
北海道ワインバイザー検定 概要
(目的)
北海道産ワインの普及、愛飲者の拡大に寄与する人材を育成することを目的とする
(内容)
北海道産ワインについての歴史やブドウ品種等の知識ならびにテイスティング能力を検定試験によって確認し、合格者には北海道産ワインの普及や啓蒙に向けた活動を行っていただけるように認定証およびバッジを授与する
北海道ワインバイザーには北海道産ワインの普及に常に努め、ワインを食卓に広めるとともに、ワイン愛好家同士のコミュニケーションの促進や新たな消費の裾野を広げる役割を担うことを期待する
(資格区分と受験料、受験資格)
資格区分:LEVEL1(初級)
受験料 :6,000円
受験資格:申込み日において20歳以上であること、「十勝ワインバイザー」取得者は一部科目免除
※ 試験は年に1回とし、将来的に「LEVEL2」(筆記+テイスティング)、「LEVEL3」を設ける
(試験日と試験場所、受験申込期間)
試験日 :2025年3月23日(日)13時~14時30分
試験会場:以下の2会場から選択となります。各会場とも定員になり次第締め切ります
①小樽経済センター 7階大ホール(小樽市稲穂2丁目22−1 小樽駅より徒歩3分)
②池田町農業技術研究所 研修室(池田町字清見83番地3 ワイン城より徒歩圏内)
申込期間:2025年1月上旬~2月21日(金)まで申込受付、入金締切は2月25日といたします
(受験申込方法)
インターネットより申込み(2025年1月4日より受付開始)、期日までに受験料をお支払いいただきます
<LEVEL1(初級)の試験内容>
選択、記述を合計して100問(試験時間は90分)
北海道のワインの歴史、地理気候、ブドウ品種、各種制度や取組み、報道等に基づく話題
北海道産ワインの醸造や栽培、人名、地域食材や料理、ペアリング、普及に向けた提案等
※十勝に関する問題は「十勝ワインバイザー」取得者は免除する
<教本、参考文献>
教本はありません。12月中旬頃より参考文献、Webサイトをご案内いたします
<講習会>
任意(別料金)にて当日午前中に90分程度の講習会を開催します(両会場とも録画した同じ内容の動画を投影する形式です)
<認定証書、バッジ>
当法人の代表名による認定証書を発行します。バッジは直径15㎜程度の丸型でシンプルなデザインを予定しております。これらの見本は1月4日までに当ホームページに掲載し、受験申込前にご確認いただけるようにします