「北海道らしい食文化」の創造を目指して

受験申込受付中です! 2月21日(金)もしくは定員になり次第締め切りとなります

「北海道ワインバイザー検定」導入の経緯

NPO法人ワインクラスター北海道では、2025年3月に「北海道ワインバイザー検定」を初めて実施いたします。これはもともと「十勝ワインバイザー検定」を池田町ブドウ・ブドウ酒研究所が実施していたものを当法人の阿部代表(2018年取得)、沼田副代表(2016年取得)が受験したときに十勝地方の気候条件やワインをめぐる歴史などの設問にふれたことに感銘を受け、これを参考として道内各地のブドウ品種や気候の多様性や醸造スタイルも含めて「北海道ワインバイザー検定」に拡大したいと考えてきたものです。

その構想から数年が経過し、北海道のワインに関心を持たれる方々が増えるとともに、道内各地にワイナリーの数や生産地域も拡大している現在、「北海道ワイナリー協会」の事務局を務める当法人が中立・独立の立場で北海道ワインバイザー検定を「主催」し、池田町ブドウ・ブドウ酒研究所の「協力」ならびに北海道ワイナリー協会の「公認」を得るという流れに至りました。
さらには『北海道のワイナリー つくり手たちを訪ねて』の共同著者であるインターリンクジャパンの阿部さおりさんにも運営面での「協力」の申し出をいただけることとなるなど、多くの方々の理解と協力があっての実現に感謝をしております。

一般の消費者の方々、北海道内のワイン生産者、北海道のワインを取り扱っていただいている全国のソムリエや酒販関係者、メディア関係者、20歳以上の学生など、職業を問わず、20歳以上であればどなたでも幅広く受験いただき、初級の内容(LEVEL1)からテイスティングを伴うLEVEL2、高度な知識と論述を求めるLEVEL3へと順次ステップアップできるように実施していく所存です。

合格者の方々には認定証、バッジを授与いたします。またSNSプロフィールや名刺等に、「北海道ワインバイザー検定 LEVEL〇〇」と記載することができますので、お仕事やワインを楽しむ場面などに北海道のワインに関する知識が備わっていることの裏付けとしてお使いいただき、活躍の場や交流の機会を広げてください。本検定が北海道のワインについて一定の共通の知識を広めていく礎になれば幸いです。

本年度はLEVEL1(初級)のみ2025年3月23日(日)に道内2カ所の会場で実施いたしますので以下をご参照ください。

北海道ワインバイザー検定(概要1枚)PDF形式

北海道ワインバイザー検定 概要

(目的)

北海道産ワインの普及、愛飲者の拡大に寄与する人材を育成することを目的とする

(内容)

北海道産ワインについての歴史やブドウ品種等の知識ならびにテイスティング能力を検定試験によって確認し、合格者には北海道産ワインの普及や啓蒙に向けた活動を行っていただけるように認定証およびバッジを授与する

北海道ワインバイザーには北海道産ワインの普及に常に努め、ワインを食卓に広めるとともに、ワイン愛好家同士のコミュニケーションの促進や新たな消費の裾野を広げる役割を担うことを期待する

 

(資格区分と受験料、受験資格)

資格区分:LEVEL1(初級)

受験料 :6,000円(税込) ※合格者への認定証とバッジ代、各種送料が含まれます

※申し込み後のキャンセル(返金)はいたしかねますのでご了承ください

受験資格:申込み日において20歳以上であること、「十勝ワインバイザー」取得者は一部科目免除

※ 試験は年に1回とし、将来的に「LEVEL2」(筆記+テイスティング)、「LEVEL3」を設ける

 

(試験日と試験場所、受験申込期間)

試験日 :2025年3月23日(日)13時~14時30分

試験会場:以下の2会場から選択となります。各会場とも定員になり次第締め切ります
①小樽経済センター 7階大ホール(小樽市稲穂2丁目22−1 小樽駅より徒歩3分) 定員110名(予定)

②池田町農業技術研究所 研修室(池田町字清見83番地3 ワイン城より徒歩圏内) 定員24名

LEVEL 1(初級)はテイスティング試験がないので車でもお越しになれますが、駐車場の確保及び駐車サービス券等の発行はありません

申込期間:2025年1月4日(土)~2月21日(金)まで

 

受験申込方法

こちら(BASEページへリンク)にて申し込みと決済をお願いします

受験者には3月上旬に受験票を「特定記録郵便」でお送りします。当日は受験票とご本人確認のため顔写真付きの公的機関発行の身分証明証をお持ちください。(運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど)
十勝ワインバイザーの取得者は認定証のコピーを当日ご持参、提出ください

(講習会)

任意(別料金1,000円)にて当日10時30分より90分程度の講習会を開催します(両会場とも録画した同じ内容の動画を投影する形式です)ご希望の方は受験申込時に講習会付きをご選択ください
尚、講習会はこれを受けることにより試験合格を約束するものではありません。北海道のワイン産地の特徴や魅力を中心にお伝えすることで特に道内にお住まいでない受験者に現地情報(食や観光、地域の風土や文化)などを知っていただけると思います。尚、講習会のみの受講は出来ません

(合格発表)

2025年3月30日(日)15時に当ホームページ上で合格者の受験番号を発表します

(認定証書、バッジ)

合格者へは当法人の代表名による認定証書を発行し、バッジとともに4月上旬に「特定記録郵便」で発送いたします。バッジは直径15㎜程度の丸型でシンプルなデザインを予定しております。これらの見本は1月4日までに当ホームページに掲載し、受験申込前にご確認いただけるようにします
※1月3日更新:大変申し訳ありませんが、デザインそのものを掲載しておりません。北海道をモチーフとした当法人のロゴをアレンジしたもの(以下の画像イメージ 色調はレベルにより区分)となりますのでご了承ください。

ワインバイザー検定 申込ロゴ

LEVEL1(初級)の試験内容

選択式、記述式を合計して100問(試験時間は90分)
北海道のワインの歴史、地理気候、ブドウ品種、各種制度や取組み、報道等に基づく話題
北海道産ワインの醸造や栽培、人名、地域食材や料理、ペアリング、普及に向けた提案等
※十勝に関する問題は「十勝ワインバイザー」取得者は免除する(免除対象は最大5問程度となります)

合格基準:100問中70問以上で合格
試験問題および採点結果に関するお問い合わせは受け付けませんのでご了承ください

出題例
①ワイナリー名と創業年の組み合わせが正しいものを選んでください(4択式問題)
②「山幸がOIV登録品種となったのは2021年である」これは正誤どちらでしょうか(2択問題)
③「〇〇ワイナリー」が所在する地域の名産食材を選んでください(4択問題)
④北海道における「ワイン特区のある市町村名」を4つ以上漢字で答えてください(記述式問題)

 

<教本、参考文献>

教本はありません。以下の参考文献、Webサイトの記載内容を中心に出題します

①参考文献:『北海道のワイナリー50 つくり手たちを訪ねて』(北海道新聞社 2022年)

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参考Webサイト:

②国税庁 ホームページ 別紙 地理的表示「北海道」生産基準
https://www.nta.go.jp/taxes/sake/hyoji/chiri/1806_besshi01.htm

 

③北海道経済部 食関連産業局「ワイン産業の振興」ホームページ https://www.pref.hokkaido.lg.jp/kz/sss/wineindustry.html

 

④厚生労働省 「健康に配慮した飲酒に関するガイドラインについて」ホームページ
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38541.html

 

⑤NPO法人ワインクラスター北海道のホームページ全般(特に「北海道ワイナリー協会からのお知らせ」、「GI北海道使用管理委員会からのお知らせ」、「北海道のワイナリー一覧」、「北海道ワインバイザー検定のご案内」ページなど)
https://winecluster.org/

上記のほか、北海道ワイナリー協会会員各社のホームページを中心とした、北海道のワインに関するWebサイトやメディア報道、各市町村の観光情報などもご確認ください

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「北海道ワインバイザー検定 LEVEL1(初級)」は、ワインの専門的な知識を深く掘り下げるというよりも、北海道のワインに関連する基礎的な知識や地域特有の魅力を理解し、他の人に伝えられる能力を重視しています。ワインに詳しい人を求めるのではなく、むしろ北海道の風土やワインの楽しみ方、北海道に愛がある人をいかに巻き込めるかが重要です
ワイン産地としての北海道をともに形成していく消費者や文化の創造をはじめ、飲食業界や酒販業界における仕事、さらには観光ガイドや地域振興に役立てていただけるならば望外の喜びです
私どもは主催者として、この受験による「学びや発見」、「合格の喜び」を通じて北海道のワインと「その地域特有の個性や魅力」を知ってもらい、それらを国内外に発信してもらいたいと期待しています。このように得られるものや気づきの多い検定と思いますので、ぜひ受験をご検討ください!

2024年12月吉日
NPO法人ワインクラスター北海道 代表理事 阿部眞久